斗母元君

 摩利支天の記事で出てきた斗母について簡単にご説明させていただきます。

 

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斗母元君 岡山寿天宮

 斗母(斗姥)は道教の女神であり、日月星辰をおさめ、北斗七星の母とされている道教の女神。北斗星君と同じく、人間の運命を左右し、寿命を管理する神。仏教の影響を強く受けており、衆生に難があったときは、一切の難を西天摩利支天大聖となって救うということから、摩利支天の変身とも言われています。その像容は三目四面八臂であり、日と月を持つ作例が多く見受けられます。天上の修羅が戦いを交える日、世間が劫火におおわれたとき、四頭に応化し、神通あらわし、八臂に雄をたれ道力を施すともいわれています。